体だるいなー、、、
最近運動してないなー、、、
痩せたいなー、、、
よし!
ストレッチしよう!!!
おぉー、珍しい!
皆さんも色々な目的でストレッチを行なっていると思います。
もう習慣にしている人にとっては日常かもしれませんが、そうでない方もまだまだ多いと思います。めんどくさいし、たまにするくらいでもいいでしょ!と思うかもしれませんが、実際どうなのでしょうか?
今回は、「ストレッチは習慣化した方がいいのか?」について理学療法士の観点から簡潔に書いていこうと思います。
ストレッチってどういう効果があるの?
□メリット
- 筋肉の伸長性改善や適度な筋への刺激によるパフォーマンスの向上
- 血流の改善によるデトックスや新陳代謝の向上
- リラクゼーション効果
■デメリット
- やりすぎると筋肉を痛めてしまう
- やり方を間違うとかえってパフォーマンスを下げる
などがあります。
ストレッチが習慣化していない人にとっては、「運動前に怪我を予防する為にする」っていうイメージが強いのではないでしょうか?
ストレッチは習慣化した方が良い?
本題に戻りますが、ストレッチは習慣化した方が良いのでしょうか?
結論からいいます。
「した方がいいです!」
そりゃぁした方がいいに決まってるじゃん!!ってなりますよね。
しかし、この記事はなぜストレッチした方がいいのかということにあります。
ストレッチのメリットとデメリットについて簡単に書きましたが、この記事の骨子に入る前に、そもそもなぜ体が硬くなってしまうのかを話さねばなりません。
なぜ体は硬くなる?
この地球上にいる限り、人間は必ずと言っていいほど、体に負荷をかけられ続けています。
その正体は「重力」です。
ただ座り、立っているだけでも普遍的に重力の影響により身体は圧縮されるような力を絶えず受け続けています。その為、脊柱の生理的な弯曲により、胸の高さ程の背骨(胸椎)が後凸の弯曲を呈する為に胸の高さから曲がりやすくなっています。
つまり、そもそも人間の体は曲がりやすくなっているのです。
背骨は、頭の骨(頭蓋骨)―首の高さ(頸椎)―胸の高さ(胸椎)―腰の高さ(腰椎)―仙骨―尾骨というように連なってできています。また背骨には生理的な弯曲が存在し、頸椎(前弯)―胸椎(後弯)―腰椎(前弯)というようにS字状の形状となっています。
元々、四つ這い移動の祖先から進化の過程で二足移動となり、それとともに腰椎前弯は発達したとされ、腰椎の前弯は人間特有のものなのです。
脊柱の弯曲が発達したことで身体を垂直位に保持することに利点を生み出すこととなりました。
しかし近年では、これらの弯曲が増強したりあるいは減弱している人が多く見られるようになってきています。
これらの弯曲に異常を来している理由として、姿勢不良が挙げられます。
本来、人間は骨や靭帯・関節包などの静的な支持機構により筋肉の活動は省エネとなっています。しかし、これらの機構が作動するのは身体が重心線にそって垂直になっている場合です。
姿勢が不良となることで重心線から各部位がずれてしまい、これを戻す為あるいはそれを戻そうとする為に筋肉の活動が必要となり、結果として身体が硬くなってしまうのです。
つまり、身体が硬くなってしまう根本的な問題を解決しないと身体は硬くなる一方だということです。
現代病や職業病などの偏った運動習慣
先ほど、重力により身体は曲がりやすいとお話ししました。
その他に問題となっているのが、現代病や職業病と言われるようなスマホ、PCなどの長期使用や同一姿勢の持続や同様な筋肉の過使用による筋肉のアンバランスなどがあります。人間の日常は、身体の前で行う動作がほとんどなのです。
これらにより、身体の前後の筋力のバランスは崩れ、反り腰や猫背、スウェイバックなどの不良姿勢となります。それによって筋肉への負担が増し、さらに不良姿勢を助長するというような悪循環に陥ります。
何もしてないのに身体が硬くなるというのはそういうことです。
逆に言えば、身体は硬くなるものだと思ってしかるべきです!
ストレッチを習慣化つまり日常化する理由はここにあります。
*他にも身体が硬くなる要因はありますが、ここでは本記事の骨子の説明に必要なものを紹介しています
ストレッチの基本的なルール
先に断っておきます。
ストレッチだけではダメです!筋トレも混ぜましょう!
先ほども言いましたが、筋力のアンバランスも伴っています。
この記事では、ストレッチについて書いてますが、筋トレも習慣化してほしいです!
では、話を戻しますが、具体的にどうすれば良いのか?
ストレッチを習慣化して、その1日蓄積した身体への負担をリセットすることです。
もしくは、1日のうち定期的に身体を伸ばしてあげることです。
例えば、スマホやPCを30分使った後に、少し肩を回すように動かすだとかそれを習慣化するだけでも全然違います。
疲労や負担の蓄積を放っておくと炎症やもっと悪くなると関節の変形などに至る場合もあります。その日、その時の疲労は出来るだけ早めに取り去るようにしていきましょう。
何度もいいますが、大事なのは習慣化することです!
ストレッチで体はほぐれたかな?
ほぐほぐ〜〜
Zzzzzzzzz
(もう寝てんじゃん・・・)
三日坊主にならないようにね!
最初は簡単なストレッチでいいので、習慣化していって下さいね。